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伊藤ガビン×松浦雅也――ブログ、レコミュニ、デジオ。今、ココロをつなぐものっぽいかもしれない(1/3 ページ)

» 2004年10月13日 08時59分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]

 10月7日から11日まで、「ココログエキシビション『ツナガリ』」が開催されていた。ココログというのは、@niftyの行っているblogサービスの名前だ。それとアートの展覧会(エキシビション)を結びつけたというのが今回のイベントだ。

 会場は、東京・青山の「共存」(*1)。

 ここのフロアを一つの「家」に見立てて、「キッチン」「リビング」「ワークルーム」「ベッドルーム」の四つの部屋に分ける。そして、そのそれぞれを別々のアーティストが担当して、空間をデザインして作品を見せるというスタイル。

 会場にはノートパソコンもあちこちに置かれている。来場者はそれを使って、このイベントのための「ココログ」を見たり、書き込んだりすることができる。気に入ったモノがあれば、携帯電話で写真を撮ってUPするというのもOK。

 「キッチン」にはダイニングテーブルもあって、そこはアーティストなどの“待機所”っぽくなっていた。テーブルにはパソコンも並んでてアーティストたちも書き込んでいる。

 イノウエ純+松尾泉によるベッドルーム。楽しい夢が見られそうな部屋だ。パソコンはこんな感じで置かれている。

 鉄の人、倉田光吾郎作のタイプライターコンピュータ。昔のメカニカルキーのタイプライターをそのままパソコンのキーボードにしてしまったというもの。ガチャガチャ音を立てながらキー入力ができるのだ。

 いじった人は嬉々としてキーを打って、人にも勧めたくなる。そうやってみんないじるもんだから、どんどんキーがへたって最終日にはスペースがなかなか入らなかったりした。でもそれがかえってうれしい。「欲しい」という人、続出である。

 右のほうにある電信のキーはマウスボタン。ボールはトラックボールとして、その向こうにうまく埋めこまれている。そして、すごいのが「リターン」。タイプライターだから、ベルがある。このベルをばねではじいて、チンと音を立てるとそれで改行されるのだ(*2)。

 さて、10日の夜には、伊藤ガビンと松浦雅也によるトークショー「ガビマツ。ライブログ」も行われた。

 これが、変。とっても変。


*1 面白い名前だけど、これが会場の名前。去年、「ミクロ楽団」の本会場だったところのすぐそばだ。

*2 ばねとベルとがそれぞれ電極になっていて、接すると「リターン」というわけ。

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