米Intelは10月14日、リビングルームで使うAV機能に重点を置いた新種のマルチメディアPC「Entertainment PC」の初の製品化を発表した。システムインテグレーターのZT Groupなど複数のメーカーから年末商戦に向けて発売される。
Entertainment PCはIntelがコンセプトの開発に当たっていたもので、映画や音楽、ゲームなどのコンテンツを1カ所に集めてデジタルホームの“指令センター”の役割を持たせたPC。本体はリビングルームのエンターテインメントラックに収まるデザインで、テレビに接続してリモコンかワイヤレスキーボードで操作する。
CDとDVDの再生/記録、FMステレオ、音楽サーバ、パーソナルビデオレコーダー(PVR)の機能を備え、テレビ放送を録画しながらDVDを見たり、映画をダウンロードしながらゲームをプレイすることが可能。ブロードバンドに接続して映画や音楽のダウンロードにも利用できる。
CPUはHyper-Threading技術搭載のPentium 4と915 Expressチップセットを採用。
デスクトップマーケティング担当ジェネラルマネジャー、ロバート・クルーク氏は「Entertainment PCはデジタル映画保管、音楽コレクション、フォトギャラリー、ゲームルームを一手に担うものだ。自宅で椅子からまったく離れることなく質の高いエンターテインメントを体験できる」と説明している。
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