ソニーと日本ユネスコ協会連盟が共同で実施している科学技術体験教室「QRIOサイエンスプログラム」が26日にインドで開催。ユネスコの“サイエンスメッセンジャー”の大役を任された二足歩行ロボット「QRIO」が、インドの子供達に科学の素晴らしさを伝えた。
QRIOサイエンスプログラムは、日本ユネスコ協会連盟が展開する青少年育成のための教育活動プログラムの一環で行われるもの。日本ユネスコ協会連盟が、QRIOをサイエンスメッセンジャーとして任命。科学の粋を集めて作られたQRIOが世界各地を訪れることで、子供たちに科学への好奇心や探究心を育むことを目的している。
今回QRIOが訪れたのは、インド・ニューデリー市の私立学校「デリー・パブリック・スクールR.K.Puram」。11〜16歳の学生325人がQRIOサイエンスプログラムに集まった。QRIOが歩きながら会場に登場すると、訪れた生徒達からは驚きと感嘆の声を上げ、動作能力の紹介で得意のダンスを披露した際には一層の盛り上がりを見せたという。
訪れた学生にQRIOが英語で「パフォーマンスを通して、世界中の人々に科学とテクノロジーがどれほど魅力的で、楽しいものかを伝えたい」と挨拶。その後、音のする方向やあらかじめ認識した顔のもとへの自立歩行移動、人との対話といったデモンストレーションを実施。質疑応答では「ダンスの時は音楽を聞いているのか」「オペレーティングシステムは何を使っているのか」といった質問も飛び出したという。
インドでのQRIOサイエンスプログラムは10月30日まで3カ所で計4回実施される予定。また、日本では12月12日に群馬県高崎市(高崎市庁舎3階)で行われるほか、来年1月23日にはベトナムのハノイ市/カオバン省でも開催されるという。
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