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SCNの第2四半期は会員の伸びは衰えるものの増収増益

» 2004年10月28日 20時41分 公開
[記事提供:RBB TODAY]
RBB Today

 ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は、2004年度第2四半期(2004年7月1日から9月30日)までの決算を発表した。前年同期比で大幅な増収増益になった。

 これによると、売上高は100.1億円(前年同期比3.3%増、以下同じ)、営業利益は7.8億円(9.7億円増)、経常利益は7.2億円(8.3億円増)、当期純利益は23.7億円(25.2億円増)になった。

 しかし、1年間にわたり会員数はほぼ横ばいで、前年同期比1万人増の229万人(9月末現在)にとどまった。またブロードバンド会員は、58万人になり前年同期比9万人増になっている。さらに、3月末は55万人、6月末は57万人になっているため、ブロードバンド会員についても増加にかげりが見えてきた。とはいうものの、FTTHの会員は増加しており、「ブロードバンド会員のうち14〜15%を占めるまでになっている。8月と9月はADSLよりもFTTH会員の入会が若干多いくらい」(SCNのCEOである山本泉二氏)としている。

 また、広告宣伝費、コールセンター業務、そのほかの業務改善が進んでいることと、関連子会社5社の赤字が改善しつつあり、その結果、増益につながったとしている。さらに、コンテンツも順調で、特にCS放送「So-net Channel 749」で放映している韓国ドラマの視聴者が急増しているという。「DVDは8,000枚、VoDでは120万ストリームを売り上げている。1つのコンテンツを多角的に展開できた結果だ」と好調ぶりを示した。

 なお、第2四半期の決算に伴い、上半期の決算も発表された。これによると売上高は196.4億円(前年同期比3.3%増、以下同じ)、営業利益は15億円(19.6億円増)、経常利益は14.9億円(19億円増)、当期純利益は27.6億円(31.4億円増)になった。