日本レコード協会は、音楽著作権の啓発キャンペーンとして「Respect Our Music」を開始、12月2日には渋谷で、キャンペーン趣旨に賛同したミュージシャンの代表として奥田民生さんを前面にフィーチャーしたイベントを行った。
会場となった渋谷・タワーレコード本店前には、「Respect Our Music」というメッセージと共に奥田民生さんが映し出された特大のポスターが張られ、リッピングした音楽CDのデータを許可なくインターネットを介して配布することなどの違法性をアピールしていた。
ポスターと同デザインのビニールバック(Respect Our Musicのロゴが入ったバインダーやステッカー、リーフレット入り)が配られたほか、ポスターと同デザインのCDクリーナーが商品として用意されたUFOキャッチャーに無料チャレンジできる時間帯も設定されており、夕方にはかなりの人でにぎわっていた。
UFOキャッチャーにチャレンジしていた人に話を聞いてみると、「(音楽データを)無差別にネットで配ることが違法なのは知っていました」(30代男性)、「法律のことは分からないけれど、(無差別にネットで配ることは)マズイんじゃないかなと感じます」(10代女性)など、音楽著作権についての意識向上という、協会の狙いは成功しているように感じられた。
協会側も「一般ユーザーの意識の高まりを感じる」と認識しており、今後もミュージシャンや小売店、レコード会社ら音楽業界と共同で啓発運動を推進していきたいとしている。
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