ユーザーのインターネット利用動向を調査・解析している米WebSideStoryは12月13日、「Mozilla Firefox」の米国におけるブラウザ市場占有率が、過去1カ月間で30%以上伸びたと発表した。
同社の調べでは、2004年11月5日から12月3日までの1カ月間に、ネット利用者のFirefox利用率は、3.03%から4.06%へと34%上昇した。10月8日から11月5日にかけての上昇率は約13%だった。
同社のアナリストは、「Firefoxの伸びは明らかに加速している」とし、その最大の要因は、数カ月に及ぶプレビュー段階を経て、Firefox 1.0が11月9日にリリースされたことにあると説明。さらに、「Firefoxが宣言した市場シェア10%の確保という目標は、もはや達成不可能ではなくなったようだ」としている。
米国では、Firefoxが大きく伸ばす一方で、MicrosoftのInternet Explorer(IE)の利用率は減少傾向にある。WebSideStoryの調べでは、IEのシェアは6月4日の95.48%から10月8日には93.21%、11月5日が92.89%、12月3日が91.8%と、少しずつ減少している。
IEのシェアに関しては、先日、オランダの調査会社OneStatから、90%を割ったとする調査結果も発表され物議を醸した。(→詳細記事)
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