調査会社comScore Networksは12月13日、検索エンジンの利用がオンラインとオフラインのショッピングに与える影響についての調査結果を発表した。
この調査はYahoo!傘下のOvertureの委託を受けて実施され、今年1〜3月期に上位25の検索エンジンを利用して、家電やコンピュータ製品の検索を行ったユーザーのショッピング動向を調べた。その結果、これら製品の検索を行ったユーザーのうち、実際に製品を購入したのは25%。うち92%はオフラインで購入されていた。特にDVDプレーヤー、テレビ、カメラといった家電製品はデスクトップやノートPCなどのコンピュータに比べ、検索した後にオフラインで購入される確率が高かった。
オンラインで購入した8%も、検索した直後に続けて製品を購入したのは15%のみで、残る85%はその後別のセッションで購入している。検索してから5〜12週間後に購入したという層が全体の約40%に上った。
comScore Networks副社長のジェームズ・ラムバーティ氏は「検索を単なる直接的な反応が得られるマーケティングツールと見なすことはできない。特に、熟考を要する製品では、実際に購入する60〜90日も前に検索が行われることもある」と解説している。
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