日立製作所は1月13日、DVDビデオカメラ“DVDカム”の新製品2機種「DZ-GX20」「DZ-MV780」を2月中旬から発売すると発表した。オープン価格で、店頭予想価格はDZ-GX20が12万円前後、DZ-MV780が10万円前後になる見込み。
従来モデルではメディアカートリッジを採用していたが、新製品ではベアディスク(カートリッジレス)に対応した新開発ドライブを採用。これにより、本体を小型化することができ、DZ-MV780はサイズが51(幅)×86(奥行き)×123(高さ)ミリと「DVDビデオカメラで世界最小」(同社)サイズを実現した。DZ-GX20も51(幅)×90(奥行き)×137(高さ)ミリと小型サイズに仕上がっている。
両モデルともに、従来機種に搭載していた独自画像処理エンジン「Woooプロセッサー」をさらに進化させた。新開発の高画質画像処理回路「ピクチャーマスター for DVDカム」を搭載し、画質の向上と低消費電力化(従来機比約20%減)を実現している。
電源オフ状態でもディスク挿入を自動認識し、電源オン後の起動時間を従来の約16秒から約6.5秒に短縮する「おまかせ認識」機能を搭載。また、十分な光量が得られない場合でもカラー撮影ができるローライトモードに、液晶モニターを反転させて補助ライトにする「アシストライト」と、シャッタースピードを自動的に変化させる「デジタルスローシャッター」を新たに採用した。
SDメモリーカードスロットを備え、静止画をSDカードに保存できる。USB 2.0端子も装備した。Windows用の映像編集ソフトを同梱する。
DZ-GX20は従来のDVDカムシリーズの上位にあたる新シリーズ。レンズフードや本体へのアルミ製パーツの採用など、レンズ部分を強調したデザインに仕上げている。
1/3.6インチ212万画素CCDを搭載し、動画撮影ではワイド/4:3ともに123万画素を使用して高画質な映像を記録できる。静止画は有効192万画素を使って1600×1200ピクセルの画像を撮影可能。光学10倍ズームを搭載。
DZ-MV780は昨年2月に発表したDZ-MV580の後継機。1/4.5インチ133万画素CCDを登載し、動画で69万画素、静止画で110万画素を使って撮影できる。静止画の記録画素数は1280×960ピクセル。
明るい色調とラウンドフォルムデザインを採用し、パールシルバー/ルビーレッド/サファイアブルーの3種類のカラーバリエーション(パールシルバー以外の2色は限定生産品)を用意した。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | DZ-GX20 | DZ-MV780 |
---|---|---|
CCD | 1/3.6インチ212万画素 | 1/4.5インチ133万画素 |
有効画素数 | 動画:123万画素、静止画:192万画素 | 動画:69万画素、静止画:110万画素 |
JPEG記録画素数 | 1600×1200ピクセル | 1280×960ピクセル |
レンズ | 4.5-45mm(F1.8-2.2) | 3.2-32mm(F1.8-2.3) |
35mmカメラ換算 | 48.7-487mm | 46.4-464mm |
ズーム | 光学10倍、デジタル併用で240倍 | |
フィルター径 | 34mm | 30.5mm |
記録形式 | DVD-RAM時:DVD-VR、DVD-R時:DVD-Video、静止画:JPEG | |
液晶ディスプレイ | 2.5インチカラーTFT(12万画素 ) | |
バッテリー | リチウムイオン充電池 | |
連続撮影時間 | 約125分 | 約145分 |
インタフェース | SDメモリーカードスロット、8ピン特殊コネクター(S/ビデオ/音声入出力)、外部マイク入力、USB端子(USB2.0対応) | |
サイズ | 51×90×137ミリ | 51×86×123ミリ |
重さ | 約555グラム | 約495グラム |
実売予想価格 | 12万円前後 | 10万円前後 |
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