キヤノンは1月25日、DVカメラ新製品「FV M30 KIT」を発表した。3月上旬から発売する。価格はオープンで実売価格は10万円前後になる見込み。
FV M30 KITは昨年6月に発表した「FV M20 KIT」の後継機。幅広い階調表現で動画/静止画ごとに最適処理を行う独自映像エンジン「DIGIC DV」を搭載。1/3.4インチ総画素数約220万画素のCCDを搭載し、動画は有効約123万画素、静止画は有効約200万画素を使って撮影できる。
光学式手ブレ補正機能を備えた新開発の光学14倍ズームレンズを搭載。手ブレ補正は動画撮影時だけでなく静止画撮影時にも有効で、高倍率ズームを生かした高画質写真を撮ることができる。また、RGB三原色のまま感知して出力するRGB原色フィルターを採用した。光学ズームはテレ端で最大526ミリ相当(35ミリ判換算)の高倍率撮影が行える。
同社デジカメで定評のあるモードダイヤルを新たに採用。ポートレートや風景など、撮影モードを15種類用意し、ダイヤル1つで選ぶだけで簡単にシーンに応じた映像が撮影できるという。
高精度なピント合わせや自由なフレーミングが可能な「9点測距AiAF」を搭載。「デジタルビデオカメラでの9点測距AiAF搭載は業界初」(同社)。有効約200万画素を使った静止画撮影は、最大で1632×1224ピクセルの画像が撮影できる。静止画記録はSDメモリーカードを使用。3種類の測光方式や連写機能、AEB撮影、動画・静止画同時撮影などを備えている。
光学式手ブレ補正機能を備えながらも、サイズは約70(幅)×82(高さ)×133(奥行き)ミリと、前モデル(FV M20 KIT)に比べて小型化。重さは本体約530グラム、撮影時約590グラム。
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