富士写真フイルムは1月27日、液晶TV向け視野角拡大フィルム「WVフィルム」の生産能力を増強するため、合計270億円を投じて3工場を新設すると発表した。生産能力をほぼ倍増し、伸び続ける液晶TVパネル需要に対応する。
同社小田原工場(神奈川県)敷地内に1工場、富士フイルムオプトマテリアルズ(静岡県)の敷地内に2工場を増設。小田原と、オプトマテリアルズのうち1工場は8月に、残りは2005年6月に完成する。3工場稼動後の年間供給能力はは9000万平方メートルで、現在の供給能力(5000万平方メートル)の1.8倍となる。
WVフィルムは、液晶TVで主流となっているTN方式に加え、今後急速に伸びるという新方式「VA方式」「OCB方式」などにも対応したのが特徴。
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