松下電器産業は2月8日、デジタルカメラ“LUMIX”の新製品として、5メガ・光学12倍ズーム搭載「DMC-FZ5」を発表した。2月25日から発売する。価格はオープンで市場予想価格は5万5000円前後。
DMC-FZ5は昨年8月に発売したDMC-FZ3の後継機。光学12倍の高倍率ズームに手ブレ補正ジャイロという同シリーズの特徴を継承しながら、1/2.5インチ有効500万画素のCCDを採用(FZ3は1/3.2インチ300万画素)。
高倍率と高画素(CCDサイズアップ)を両立しつつ、ボディは108(幅)×68.4(高さ)×84.8(奥行き)ミリと従来モデルとほぼ同じサイズをキープしている。液晶モニタも1.8インチ(従来1.5インチ)にサイズアップした。
レンズはLEICA DC VARIO-ELMARITを採用。ズーム焦点距離は35mm換算で36〜432ミリ(F2.8〜3.3)で、400ミリ超のテレ端で1メートルまで被写体に近づけるテレマクロモードを装備した。
また、新たに縦位置自動判別機能を装備。手ブレ補正システムを利用してレンズの位置から縦横の判別を行うことで、センサーを搭載せずに同機能を実現している。
1点測距時にCCDによるAF検波を高クロック化する「高速1点モード」を新搭載し、オートフォーカス速度を大幅に向上。AFアルゴリズムの見直しにより、3点/9点測距でもAFスピードアップがはかられている。
DMC-FZ5の主な仕様は以下のとおり。
製品名 | DMC-FZ5 |
---|---|
有効画素数 | 500万画素 |
撮像素子 | 1/2.5インチ、総画素数536万画素CCD、原色フィルター |
レンズ | 8群11枚(非球面3枚)LEICA DC VARIO-ELMARIT |
ズーム | 光学12倍/デジタル4倍 |
焦点距離 | 6〜72mm(35mm換算:36〜432mm)、F2.8〜3.3 |
記録メディア | SDメモリーカード/MMC |
電源 | リチウムイオンバッテリーパック(7.2V、680mAh) |
電池寿命(CIPA規格) | 約300枚 |
サイズ | 108(幅)×68.4(高さ)×84.8(奥行き)ミリ |
重量 | 約290グラム(本体のみ) |
実売価格 | 5万5000円前後 |
発売時期 | 3月11日 |
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