ヤフーとインテージは2月9日、音楽に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、両社が共同で、「Yahoo!リサーチ・モニター」の1741人(男性852人、女性889人)を対象に実施したもの。
「あなたにとって、『音楽』は大切ですか」とたずねたところ、42.8%が「とても大切」、44.7%が「まあ大切」と答え、回答者の9割近くが音楽を大切であると考えていることがわかった。
「音楽を聴くことは生活の一部として欠かせない」という考え方に対し、34.6%が「あてはまる」、37.0%が「まああてはまる」と回答している。
「どんな気分のときに音楽を聴きたいと思うか」という質問(複数回答方式)では、「気分転換したいとき」が77.3%で最多となり、次いで、「楽しい気分のとき」(53.1%)、「落ち込んだとき」(45.7%)と並んだ。
「普段の音楽への接し方」(複数回答方式)は、「CDを聴く」(86.2%)、「テレビの音楽番組をみる」(54.6%)、「ラジオを聴く」(48.7%)が上位を占めた。また、38.0%の人は「PCでダウンロードして聴く(HDDプレーヤーやPCなどで聴く)」とも回答している。
利用している音楽プレーヤー(複数回答方式)のトップ3は、「ステレオ・ミニコンポ」(65.2 %)、「PC」(61.2%)、「カーオーディオ」(56.5%)。
「音楽に接する1日当たりの時間」をたずねたところ、10代の57.4%が「1時間以上」と答えているのに対し、20代以上で1時間以上聴いている人の割合は半数に至らない。特に、30代で1時間以上と答えたのは33.6%と、この年代がもっとも音楽に接する時間が少ない傾向を見せた。
10年位前と比べて音楽を聴く時間が「減った」と答えた人は45.2%で、「増えた」(39.5%)と答えた人を上回った。聴く時間が減った理由(複数回答方式)として多かったのは「音楽に接する時間がとれなくなってきた」(59.0%)や「良いと思えるアーティストや楽曲がなくなってきた」(34.1%)など。一方で、「音楽そのものに対する興味が薄れてきた」と答えた人は20.3%と比較的少なく、興味はあっても、忙しくて聴く時間がない、または聴くべき音楽がないという状況をうかがわせる。
「CD購入のきっかけとして、今後増えると思うもの」を複数回答方式で選んでもらったところ、トップは「テレビで聴いた曲が気に入って購入」で56.9%だった。以下、2位「ラジオで聴いた曲が気に入って購入」(34.6%)、3位「インターネットで試聴した曲が気に入って購入」(34.6%)と続く。この結果を年代別で見ると、20代以下では、インターネットで視聴してという回答が37.7%で、ラジオを抜き2位になった。
一方、「CDショップで試聴した曲が気に入って購入」を挙げたのは全体の13.3%に過ぎず、CDショップに出向く時点ではすでに購入するCDが決まっており、店頭で買いたいCDを探すような人は少ないようだ。また、「雑誌の記事や広告を見て気に入って購入」は11.3%と、音楽情報を知る手段として雑誌を利用する人が少ないことを示している。
「CDや楽曲の購入方法として今後増えると思われるもの」(複数回答方式)は、「新品のCDをCDショップで購入する」が43.8%でトップ。次いで、「レンタルショップでレンタルする」(39.1 %)、「インターネットのダウンロード販売で購入する」(34.1%)、「インターネット通販で購入する」(33.5%)、「中古のCDを中古ショップで購入する」(26.4%)だった。
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