米写真業界団体のPhoto Marketing Association(PMA)がこのほどまとめた統計によると、米国のデジタルカメラ販売台数は2004年、前年から40%増えて1820万台に達した。
この報告は、PMA加盟の小売店や米国の消費者を対象に行った調査をまとめたもの。2005年の販売台数は2050万台を予想、カメラ市場全体に占めるデジカメのシェアは、2004年の73%から今年は82%に伸びる見通し。
販売台数は家庭での購入や買い替えに支えられて2006年までは増加が続くが、同年末からその翌年にかけてピークに到達。市場の成熟に伴い、アクセサリや消耗品、サービスへの収益依存が強まると予想している。
解像度は、2004年に販売されたデジカメのうち400万画素以上のモデルが55%と初めて半数を突破。前年の30%から大きく増えた。
カメラ付き携帯は推計1200万世帯に普及、世帯普及率は前年の2.5%から、11%にまで拡大した。ただ、米国ではまだカメラの解像度が低く、ネットワーク速度も画像ファイルの転送には不十分なことから、実際の利用率はまだ低いという。
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