米MicrosoftとフィンランドのNokiaは2月14日、コンシューマーがどこにいてもデジタル音楽を楽しめることを保証するため手を組んだと発表した。
具体的には、Nokiaの携帯端末でMicrosoftのWindows Media Audio/Windows Media Digital Rights Management(DRM)10/Media Transfer Protocol(MTP)をサポート。Windows Media Playerではプラグインを通じて業界団体Open Mobile AllianceのDRMと、MPEG Advanced Audio Coding(AAC)シリーズのコーデックをサポートする。
これによってコンシューマーにとっては音楽を楽しむ上での選択肢が広がり、コンテンツ・サービス提供側にとっては配信のオプションが広がるほか、Nokiaの携帯端末とWindows XP搭載PCとの間で接続やコンテンツの転送がしやすくなるとしている。
Nokiaとデジタルメディアサービス企業Loudeyeがキャリアを通じて提供する携帯電話向け音楽サービスは、OMA DRMとMPEG AACを採用。一方Windows Media Playerは音楽用のPCコンポーネントとして利用されており、今後は携帯キャリアが自社ブランドの音楽サービスをWindows Media Playerに組み込めるようになる。
「今回の合意により、コンシューマーはファイル形式がサポートされているかどうかを心配することなく自分が聴きたい音楽をダウンロードできるようになる。互換性を損なわずに選択肢を提供するということに尽きる」と、Nokiaのマルチメディアビジネス担当副社長、アンシ・ヴァンヨキ氏は発表文で述べている。
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