音楽情報サイト「OngakuDB.com」を運営する飯原経営研究所は2月9日、「音楽DVDに関するアンケート」の結果を発表した。調査対象は、OngakuDB.comのモニター参加者で、有効回答数は1462人(男性39.2%、女性60.8%)。
これによると、音楽DVDの購入経験者は全体の51.6%を占め、そのうちこの半年間で音楽DVDを購入したことがある人は77.6%だった。
CDショップの利用頻度によって、ユーザー層を「ライトユーザー」(2、3カ月に1回程度以下の利用)、「ミドルユーザー」(2週間に1回〜月に1回程度利用)、「ヘビーユーザー」(2、3日に1回〜週に1回程度利用)と分類して音楽DVDの購入経験を見ると、ライトユーザーが38.8%、ミドルユーザーが56.4%、ヘビーユーザーが61.5%と、CDショップの利用頻度に比例して購入経験も高い傾向が示された。
音楽DVDに関する情報入手経路では、「アーティストのオフィシャルホームページ」が57.4%と圧倒的に多い。次いで、「音楽系の雑誌」(24.8%)、「音楽情報サイト」(20.7%)、「ショップ店頭」(18.8%)などが並んだが、雑誌以外のマス媒体に関しては、「テレビ(音楽番組)」(7.4%)、「テレビCM」(6.0%)、「FMラジオ」(4.1%)などいずれも少なく、口コミにあたる「友人・知人」も6.4%に過ぎなかった。
音楽DVDの購入場所は、「大手CD専門店」(TOWER RECORDS、新星堂など)が44.5%で1位。以下、「インターネット通販」(27.8%)、「大型量販店」(9.9%)、レンタル・セル複合店(6.4%)と続く。なお、音楽DVDの購入頻度が高い層ほど「大型CD専門店」の比率が下がり、「インターネット通販」の比率が高まる傾向を示したという。「CDの購入場所と同じか」という質問では、79.1%が「同じ」と回答している。
音楽DVDの平均保有枚数は11.2枚で、男女別に見ると、男性が17.7枚であるのに対し、女性は6.9枚だった。また、CDショップの利用頻度で比べると、ライトユーザーが6.7枚、ヘビーユーザーは19.7枚という結果。さらに、年齢が上がるほど、所有枚数が増加する傾向も見られた。
所有する音楽DVDにお気に入りの作品が「ある」と答えたのは74.7%で、もっとも気に入っている作品は76.7%が「邦楽」、19.4%が「洋楽」だった。
一方、音楽DVDを購入したことがない人に、「購入しない」理由をたずねたところ、もっとも多かったのは「買いたいと思う作品がない」(46.6%)だった。ほかには、「DVDを買うほど好きなアーティストがいない」(35.6%)、「価格が高い」(28.7%)、「DVDの良さを体感できる機器を持っていない」(23.0%)と並ぶ。
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