America Online(AOL)は2月16日、自社WebブラウザであるNetscape次期メジャーリリースの公開βリリースを遅らせることを明らかにした。初の公開テスト版は2月末まで延期される。いくつかのバグを修復するためだという。
Netscape 8のβ版は2月17日に公開される予定だったが、その計画は1、2週間先延ばしになったとAOL広報は述べた。IDG News Serviceが先月試用した初期バージョンは通常モードでもクラッシュしていた。
新しいNetscapeブラウザは不正なコードや詐欺からユーザーを守るように設計されている。例えば、既知の不正Webサイトのリストに基づいてブラウザのセキュリティ設定を変更し、フィッシング詐欺から守ることが可能だ。
AOLはFirefoxブラウザの波に乗り、数多くのセキュリティ脆弱性に見舞われているMicrosoftのInternet Explorerを標的としている。
Microsoftは15日、新IEのテストバージョンを年央にリリースすると発表した。それまではLonghornがリリースされる2006年までは新しいIEは出さないとしていた。IE 7.0ではフィッシング詐欺にも対応するという。
Netscape 8はFirefoxをベースにしているが、IEのブラウザエンジンもサポートする。AOLでは昨年11月から一部テスターにプレビュー版を公開している。IEのブラウザエンジンはWindowsに含まれているため、Netscape 8はWindowsマシンでしか動作しない。
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