カシオの電子辞書「エクスワード」シリーズが、フルラインナップでモデルチェンジを遂げた。今回の目玉機能は、高精細なハーフVGA(480×320)液晶の採用と、従来のMP3形式よりも肉声に近いというTRUE VOICE機能、すべての英単語や英語例文の読み上げを可能とした「TTS(Text To Speech)」機能だ。
今回は新製品群のなかから発声機能を装備した「XD-LP7100」と、バックライト付きの5.7インチという大型の液晶を搭載した「XD-WP6800」を取り上げ、これらの新機能がエクスワードシリーズの使い勝手をどう変えたのかについてチェックしてみよう。
まずは軽くハードウェアをチェック。キーボードの配列や機能キーについては、ほぼXD-DP1000(レビュー)など従来モデルと同じと言ってよい。本体サイズはXD-LP7100が99(奥行き)×144.5(幅)×13.2(高さ ミリ)・約250グラム、WD-WP6800が119(奥行き)×153(幅)×13.8(高さ ミリ)・約350グラムだ。
XD-WP6800には「レイアウト」キーが追加されているが、XD-LP7100は既存モデルとまったく同じ。XD-WP6800ではキーが増えているが、液晶ときょう体自体がやや大きくなっていることもあり、キーピッチにきつさは感じられず、快適な入力が可能だ。ちなみにXD-LP7100では、「シフト」キー+「単語帳」ボタンでレイアウト変更を行う。
どちらも薄型のボディシェイプはそのまま継承しており、ポケットやハンドバッグにもすっぽりと入る収まりの良さも魅力的だ。ただ、XD-WP6800は大型液晶を搭載したために、「パスポートサイズ」よりも一回り大きい「文庫本サイズ」ともいえるサイズになっている。
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