日本デジタル家電の「ロクラク」は、パソコンとの親和性の高さが売りのHDDビデオレコーダーだ。この「ロクラク」シリーズに、ハイエンドモデルとして「ロクラクIIリミテッド スーパー」がくわわった。300GバイトのHDDを搭載し、最大録画1200時間を実現したほか、メールによるビデオ送信機能や、「ロクラクチャンネル」というPPV(ペイ・パー・ビュー)サービスにも対応している。
基本機能や外見は、従来までの「ロクラク」や「ロクラクII」と特に変わらない。しかし、機能が増えているぶん、メニューの構成や操作には多少手が加えられている。さらに、ロクラクチャンネルとメール作成機能に関しては、それぞれ別のファームウェアを読み込ませて、切り換えるという格好だ。つまり、「ロクラクIIリミテッド」には標準で、「基本機能」「ロクラクチャンネル受信機能」「日本語入力機能」という3つのファームウェアが搭載されており、利用したい機能に応じて随時ファームウェアを更新する。
一般的な家電製品では少々ありえない手法で、ややこしくもあるが、ファームウェア更新といっても、パソコンと接続して作業を行う必要などはなく、本体上で非常に簡単で素早く実行できるので、そういうものだと悟ってしまえば、とくに気にはならない。
リモコンでメインメニューの一番下にある「ファームウェア選択」を呼び出し、ファームウェア一覧から目的のものを選び、「決定」ボタンを押せば、更新およびシステム再起動が実行される。所要時間は30秒程度だ(ちなみに、通常の起動時間は5〜6秒程度)。また、最新ファームウェアの提供も、本体のメール受信機能を経由して行われる。
標準状態、つまり、「基本機能」ファームウェアを選択している場合なら、メインメニューには「TV」「録画開始」「画像データベース(編集)」「いろいろな設定」「録画予約」「リングバッファ」「ハードディスク」「メール機能」、そして、前述の「ファームウェア選択」が並ぶ。
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