ドイツの郵便会社であるDeutsche PostとAdobe Systemsは共同でWebベースの郵便サービス「Stampit Web」を始めようとしている。これは、ユーザーが郵便料金をオンラインで前払いし、郵便配送を利用できるようにする仕組みだ。
郵便切手をオンラインで購入した後、ユーザーは切手をPDFドキュメントとして受け取る。このPDFをAdobe Readerバージョン6.02または7.0から自分で印刷して手紙や小包みに貼り付ける。
このサービスは今月中に稼働する予定で、AdobeのLiveCycleソフトウェアを使って「インテリジェントなドキュメント」を生成している。一見スタティックなドキュメントのようだが、その中にはビジネスロジックが規定されているところが違うのだという。
AdobeはこのソフトウェアをJava 2 Platform Enterprise Edition(J2EE)上で開発している。
Deutsche Postはまず、Stampit Webサービスを独eBayのオークション利用者に向けて提供する。契約を締結すれば、eBayの販売者はリンクされたStampit Webをクリックして手紙や小包みの切手を購入し、利用することができる。
同社はその後、このサービスを一般向けにも提供する予定だという。
Deutsche PostではStampit WebサービスのほかにStampit Home、Stampit Businessというサービスを提供している。利用者数は7万人以上。Home、BusinessのサービスはDeutsche Postが提供する専用ソフトウェアが必要。
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