米Intelは2月22日、ノートPC向けに最近投入したプロセッサとチップセットを、組み込み市場向けに提供開始したと発表した。
対象となるのはPentium M 760とMobile 915GM Expressチップセット、Celeron M 370、超低電圧版のCeleron M Ultra Low Voltage 373など。通信インフラ、工業機器、パネルPC、車載端末といった用途向けに提供する。
「Intelの組み込みプロセッサを選ぶことで、デベロッパーは電力面での不安に対応しながら性能を強化でき、依然として柔軟なソリューション構築が可能だ。これによってコストを抑えながら迅速に製品を市場に出せる」(デジタルエンターテインメント部門副社長ダグ・デイビス氏)と発表資料では解説。独SiemensがSimatic Box PC 627とPanel PC 677で、Pentium M 760と対応チップセットを採用した例を紹介している。
1万個ロット時の価格はPentium M 760が415ドル、Celeron M 370が131ドル、Celeron M ULV 373が158ドル、Mobile 915GM Expressチップセットは2万5000個単位で41ドル。新チップセットをベースとした開発キットも3月初旬に発売予定。
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