MicrosoftのAntiSpywareプログラムでホームページを悪質コンテンツとしてマークされたオランダのWebサイトが、Microsoftと争って勝利を収めた。
オランダのディレクトリサイト「Startpagina.nl」のディレクター、バート・ウィガーズ氏によれば、同サイト運営者に対し、Microsoftが賠償金を払って謝罪することに同意したという。無償でβ提供しているスパム対策ソフトAntiSpywareが、Startpagina.nlを「ブラウザ乗っ取りサイト」呼ばわりしたことに対する措置。賠償金額は非公開だが、謝罪は公に行われ、Microsoftのオランダ語サイトに4週間、今回の誤りについて告知を掲載するという。
ウィガーズ氏の話では、Startpagina.nlはオランダで人気のディレクトリサイトでユーザーは1日約400万人、MicrosoftのMSN.nlと競合している。
Startpagina.nlはIsle Media傘下のサイト。今回の問題についてMicrosoftに電話と書簡で連絡を取ろうとしたが返事がなかったため、裁判に持ち込む構えを見せたところ、2月18日、Microsoftがこの問題の解決に同意したとの通知を受け取ったという。21日に最終合意に達し、Microsoftは賠償金の支払いとMSN.nlへの謝罪文掲載に同意したと、ウィガーズ氏は説明する。
Microsoftからこの問題についてのコメントは得られなかった。
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