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AOL、比較ショッピングサイトinStoreを強化へ

» 2005年02月24日 09時33分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米America Online(AOL)は4月、比較ショッピングサイトのinStoreを大幅に強化する計画だ。同時にinStoreのコンセプトを旅行、自動車といったほかの業界にも取り入れた同様のWebサイトを開発する。AOL幹部が明らかにした。

 AOL執行副社長兼のデビッド・レボウ氏によれば、AOLが「inStore 2.0」と総称するinStoreの強化には、AOL Walletサービスの向上、パーソナライズ機能拡大、インスタントメッセージング(IM)サービスAOL Instant Messengerとの連携強化が含まれる。また、inStoreへのロイヤリティ機能組み込みにも努めているが、4月のアップグレードにはこれは盛り込まれないかもしれないとレボウ氏。

 AOLでは、inStoreのビジターがAOL Walletを使い、inStoreで商品を販売しているベンダーと簡単に取引できるようにしたい意向だ。AOL Walletは、登録ユーザーがよく使うクレジットカード番号と配送先住所を保存しておいて、オンラインで買い物をする際にこうした情報を入力し直さなくても済むサービス。AOL Walletではさらに、実際のクレジットカード番号を仮想ID番号で覆ってセキュリティを強化するとAOL広報は話している。

 inStoreはBizRate.comと提携して昨年9月に立ち上げられ、これまで収入とビジターの両方でAOLにとって成功を収めてきた。このため同社は、検索誘導型の比較ショッピングWebサイトというコンセプトを取り出し、繰り返し利用していく方針だとレボウ氏は語った。

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