格安航空券販売と称してユーザーをだまし、クレジットカード番号を盗む新手の詐欺サイトが登場しているとして、セキュリティ企業のPanda Softwareが4月6日、注意を呼び掛けた。
同社によれば、こうしたサイトはGoogleなどの検索エンジンを使ってユーザーをおびき寄せるという。航空券を検索すると格安航空券販売サイトとして表示され、ユーザーがサイトを訪れるとクレジットカード番号など個人情報の入力を求められる。しかしすべてを入力した段階でエラーページが表示され、取引が完了しなかったので郵便為替でチケット代を支払うようにとの指示が出される。
実際にはこれによって、クレジットカード番号を盗まれた上に送金までしてしまい、2度だまされることになるという。
これまでに見つかった問題のサイトは当局によって閉鎖されたが、同じような手口で「格安」商品をうたった詐欺サイトが今後登場してくる公算は非常に高いとPanda Softwareは指摘する。
この種の詐欺に引っかからないために、「格安」の言葉には疑いの目を向け、オンラインの買い物には信頼できるサイトのみを利用した方がいいと同社はアドバイス。疑いがある場合はそのサイトに関する情報をインターネットで検索してみると、そのサービスを使ったことのあるユーザーの意見や体験談が見つかるはずだと助言している。
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