Napster作者のショーン・ファニング氏が設立したP2P企業SNOCAPは6月13日、アーティスト・レーベル向けのデジタルレジストリをオープンした。
アーティストやレーベルはこのレジストリに自分のコンテンツを登録し、そのコンテンツがSNOCAP提携業者のP2Pネットワークやサービスで販売されたときに収益を受け取る。アーティスト側は価格や利用条件を決めることで、コンテンツの配信を完全にコントロールできると同社は主張している。
「アーティストやレーベルは、ワンストップでインターネットを介して自分の音楽を世界中のファンに提供する機会を持つことになる。このレジストリは著作権保有者を尊重しつつ多数の音楽ファンを引きつける合法P2Pネットワークの世界を作り上げる鍵となる」とSNOCAPの最高戦略責任者を務めるファニング氏は発表文で述べている。
大手レーベルのUniversal Music Group、Sony BMG、EMI、主要なインディーズレーベルが既にこのレジストリに楽曲を登録しているという。
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