オンライン世界における2大勢力、GoogleとYahoo!はインターネットの主要分野における覇権を争っている。ChangeWave Researchが6月14日に発表した調査により、この構図がきわめて鮮明であることが分かった。
この調査は20以上の分野における1440人の専門家を対象にしたもの。主要なオンライン検索エンジンとしては、Googleを78%、Yahoo!を14%が挙げた。家庭用ブラウザおよびアプリケーション向けのツールバーとしては、Googleが38%、Yahoo!が28%となっている。
Googleはホームページとしては出遅れており、この分野ではYahoo!がトップの32%。続いてMSNが10%、CNNが8%。Googleは5%となっている。メールにおいて、Yahoo!のメールサービスはGoogle Gmail(5%)の3倍以上、18%となっている。もっとも、Gmailはまだβサービスであり、紹介形式でしか利用者を増やしていない。
Googleの優位性はいっそう明確になっているようだ。1年前と比較してGoogleの製品およびサービスの利用が増えたとする回答は52%で、減ったとの答えは1%だった。Yahoo!は増えたとの回答が31%、減ったとの回答は8%だった。来年はどうか? Googleの利用が増えるとの回答は38%、減るとの回答は1%。Yahoo!はそれぞれ20%、4%との回答だった。
ユーザーの満足度に関してはYahoo!は94%、Googleは97%が満足との回答を寄せている。総合的に見たお気に入りWebサイトとしては、Yahoo!が32%と、Googleの17%を大きく上回った。
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