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パイオニア、普及価格のWMA9 Pro対応AVアンプ

» 2005年06月15日 17時57分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは6月15日、Windows Media Audio 9 Professional(WMA9 Pro)デコーダ搭載のAVアンプ2機種を発表した。7月中旬から発売する。価格は7.1chの「VSX-915」が6万5100円、6.1chの「VSX-515」が5万2500円。VSX-915とVSX-515との違いは出力チャンネル数/入出力端子(フロントパネルの端子有り・無し)/リモコンなどで、主な機能は両機種共通。

photo WMA9 Proデコーダ搭載のAVアンプ「VSX-915」

 WMA9 Proは、マイクロソフトが開発したマルチチャンネル対応のオーディオフォーマット。ブロードバンド経由のストリーム配信/ダウンロード再生用配信で、5.1ch(将来的には7.1chまで拡張予定)の高音質再生が可能。最新のデジタル圧縮技術を使い、最大768kbpsで高品位なマルチチャンネルオーディオを楽しむことができる。WMA9 Proは同社のAVアンプ最上位機種「VSA-AX10Ai-N」に採用されていたが、今回、普及価格帯モデルにも搭載した。

photo 「VSX-515」。VSX-915との違いは出力チャンネル数/入出力端子(フロントパネルの端子有り・無し)/リモコンなど

 自動音場補正システム「オートMCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)」を搭載。付属の専用マイクを視聴位置にセットし、テストトーンを測定することで音場を自動で設定できる。各スピーカーの音圧レベルや距離の補正を行えるため、録音スタジオに迫るリアルな音場を家庭で再現できるという。

 サラウンドデコーダは、ドルビーデジタル/ドルビーデジタルEX/ドルビープロロジック/ドルビープロロジックIIx、DTS/DTS-ES/DTS Neo:6/DTS 96/24、MPEG-2 AACに対応。

 全チャンネル同一設計の高音質ハイパワーアンプを搭載(VSX-915:100ワット×7ch、VSX-515:100ワット×6ch)。パワーアンプ部には独自のハイブリッドパワーアンプモジュールPHA(Pioneer Hybrid Amplification)を採用。全チャンネルに192kHz/24bitのDAコンバーターを搭載。

 入力端子は、デジタル音声が同軸2系統と光3系統(VSX-515は2系統)、アナログ音声が3系統(VSX-515は2系統)。ビデオ入力は、S端子およびコンポジット×4系統(VSX-515は3系統)とD4×2系統を備える。出力端子は、光1系統(VSX-515はなし)、アナログ音声1系統、ビデオ2系統(S端子およびコンポジット)、モニター用のD4出力1系統など。

 本体サイズは420(幅)×402.5(奥行き)×158(高さ)ミリで重さは約9.5キロ。

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