トータルヘルスコンサルティングは7月6日、音楽とともに超低周波を発信し、利用者の脳をα波の状態へ誘導するという“癒し”のポータブルオーディオプレーヤー「CURE-α」を7月19日から販売すると発表した。価格は2万9925円。
α波とは脳波の波形の一種で、脳がこの状態にあるときには、精神的に安定した状態であるといわれている。市販されている多くのリラクゼーショングッズも、香りや音楽などで利用者を精神的に安定した状態(α波の出る状態)に誘導することを目的としている。
本製品はMP3/WMAの再生が可能なデジタルオーディオプレーヤーだが、収納した音楽を再生すると、同時に1/fゆらぎ(自然界に存在する、人間が安らぎを感じるリズム)を伴う超低周波を発信する「α波導入装置」を搭載している。その超低周波がヘッドフォンを通じて耳から脳へ伝達されると、無意識のうちに短時間で脳をα波の状態へ誘導するという。
発信されている超低周波は無音(不可聴領域)であるため、再生中の音楽と混じるようなことはない。具体的な周波数や音圧レベルについては、「ノウハウが蓄積されている部分であり、企業秘密」(同社)だという。
本体サイズは60(幅)×60(高さ)×20.5(厚さ) ミリ、約60グラム。電源には単四形乾電池を使用し、連続で約16時間の再生が行える。ヘッドフォンには「超低周波を再生し、効率よく伝達するため」(同社)の専用タイプが用意される。
メモリは128Mバイトを搭載しており、クラシックや環境音楽、小川のせせらぎなどの自然音が収録されている。USB端子を備えており、楽曲の追加/入れ替えも自由に行える。同社によれば、どのような音源を使用してもα波状態への誘導効果にかわりはないという。
同社では今後、α波導入装置の改良を進め、携帯電話に搭載できるような小型製品と、部屋全体に効果を及ぼすような大型装置の双方を開発してゆく予定だ。
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