米国Yahoo!のWebページで今日、表示されるバナー広告は、2日前にあなたがYahoo!検索エンジンで行った検索結果がもたらしたのかもしれない。
これは、Yahoo!がユーザーの検索エンジンで利用した検索語句をトラッキングし、その情報に基づいてサイトの広告を調整しているからだ。同社が7月14日、公式に認めた。
この広告プログラムは「Yahoo Impulse」という名称がつけられており、ユーザーの検索語句を保存して、それを分類する。例えばユーザーが「クレジットカード」という語句で検索したとすれば、その語句はより広範囲な「金融サービス」に分類されると、Yahoo!の上級副社長兼最高データ責任者であるウサマ・ファイヤド氏。このユーザーにはこの金融サービスに関連した広告主による画像広告が配信されることになると、同氏は説明する。
Yahoo Impulseはユーザーのクッキーにより、その後48時間、画像広告の配信を行うという。Yahoo Impulse自体は4年前にスタートしたが、ユーザーの検索セッション後、1時間しか機能しなかった。
48時間もの長期にわたるYahoo Impulseのバナー表示機能が導入されたのはおよそ3カ月前。広告主はこのプログラムへの参加を選択できるが、ユーザーにはオプトイン形式の選択権はない。ただし、Yahoo!の広報担当者は広告カスタマイズの行為については、Yahoo!のプラバシーポリシーに記載されていると指摘した。
このプログラムは、ユーザーの検索結果に、検索語句に関連するテキスト広告が表示される、検索広告を少し変更して拡張したものだ。
しかし、広告検索プログラムは検索結果1回について表示されるテキスト広告も1回であり、その広告は検索結果のページに限定される。Yahoo Impulseはユーザーの検索語句を記録しておいて、特定の種類の画像広告を一定期間、表示するのである。
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