ITmedia NEWS >

MPEG-4動画や高感度撮影が魅力のスリム機――“EXILIM CARD”「EX-S500」レビュー(1/4 ページ)

» 2005年07月20日 11時50分 公開
[永山昌克,ITmedia]

 6月に発売した「EXILIM CARD EX-S500」は、昨夏発売の「EXILIM CARD EX-S100」の上位モデルである。CCDを320万画素から500万画素に、ズームを光学2.8倍から光学3倍に、液晶を2.0型から2.2型にそれぞれ高めながら、ボディはさらに薄くなり、奥行き16.1ミリ、最薄部で13.7ミリとなった。

photo 写真のオレンジのほか、白とグレーのカラーバリエーションがある。なお白のモデルには「ルミニスト」と呼ぶ独自の塗装が施され、角度によって輝きが異なって見える

 500万画素機として世界最薄をうたうソニー「DSC-T7」の奥行き14.7ミリ、最薄部9.8ミリには及ばないものの、手にした瞬間に感じるインパクトはほとんど共通している。「うわぁー、薄いね」、「今どきのデジカメはスゴイですね」。試用中そんな声を数多く聞いた。ふだんはカメラにぜんぜん興味がない人も含め、この薄さには誰もが驚く。

photo CCDを基板に固定する工法に新しい接着技術を取り入れるなど、実装技術に工夫を凝らし、光学3倍ズームながら奥行き16.1ミリのスリムボディを実現している

スマートでスタイリッシュな金属ボディ

 外装は、ステンレス素材のフルメタルで、表面には「エクス・ファイン・ブラスト・トリートメント・プラス」と命名された独自の処理を施している。これは、従来モデル「EX-S20」や「EX-P600」に採用した表面処理技術を拡張し、自動車の下塗りや建材に使われる電着塗装の技術を追加したものだ。

photo 幅と高さはクレジットカードよりもそれぞれ数ミリ大きいくらいで、手の中にすっぽりと収まるほど小さい。バッテリやSDメモリーカードを含めた使用時の重量は約133グラム

 ボディの表面はてかてかに光っていて手触りはつるつるではあるが、安っぽくはなく、適度な派手さがシンプルでスマートなフォルムに華やかさを与えている。

photo 電源を入れるとレンズが飛び出し、約1秒で起動。ボディ上部の斜めにカットされたラインはデザインのポイントのひとつだ。薄型ながらシャッターボタンは大きくて押しやすい

 塗装以外にもデザインの見所は多い。シャッターボタンを頂点にして斜めに傾いた天面のボディラインは、シャッターボタンの押しやすさに配慮しながら、ボディのコンパクトさを際立たせている。また、前面と背面のカバーは、数少ないビスでうまく接合されていて、両サイドはきれいな曲面を描いている。角丸の四角形に統一した背面のボタン類や、指の支えを兼ねたストラップリングなどにも、こだわりを感じる。

 しかも底面には、金属製の三脚穴がちゃんとある。このクラスのスナップデジカメで、三脚を使うシーンは少ないとはいえ、やはり三脚穴はないよりはあったほうが安心できる。

photo ボディ底部に、SDメモリーカードとリチウムイオン電池のスロット、およびクレードル接続端子、三脚穴を装備する。リチウムイオン電池のCIPA準拠のバッテリー寿命は約200枚と標準的なレベル
photo レンズは、35ミリ換算の焦点距離が38〜114ミリ相当の光学3倍ズームで、開放F値はF2.7〜F5.2となる。テレ側のF値がやや暗いことと、最短撮影距離がワイド側で17センチとあまり寄れないことが少々不満だ

動画専用のムービーボタンを搭載する

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.