ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)は、7月27日から「PSP」向けの動画ダウンロードサービス「Portable TV」(P-TV)を開始する。P-TVは、インターネット経由でダウンロードした動画ファイルをメモリースティック内に保存し、外出先で動画を楽しめるというもの。ソニー・ピクチャーズのほか、バンダイチャンネルやギャガ・コミュニケーションなど10社が参画し、映画やアニメなど約100本を無料配信する予定だ。
P-TVのプロデューサーを務めるSo-netテレビ&モバイルネットワークサービスディビジョンの宅島欣男チーフによると、7月27日の夕方から無料サービスを開始するという。その概要を聞いた。
――動画コンテンツは当初から100本用意するのですか?
「とりあえず30本ほどを用意します。週一回更新していく予定で、8月中には100本程度が揃うと思います。当初は映画の予告編などが中心ですが、30分から1時間の番組もあります。今後はフル再生可能な映画なども出てくるでしょうし、100本では済まないかもしれませんね」
――動画はUMD Videoと同じH.264/MPEG-4 AVCですが、解像度(320×240ピクセル)やビットレート(768kbps)には差がありますね
「現在は平均768kbpsでピーク時4Mbpsです。UMD VideoはSD画質ですから、比較すると映像のきめ細かさやパンニングしたときなどにはちょっと違いを感じるかもしれません。ただ、見てもらえば分かるように、視聴にはまったく支障ありません」
――画質設定は決め打ちなのですか?
「現在は、コンテンツホルダーから受け取ったものをSo-net社内でエンコードしていますから同じです。また現在はエンコーダーやフィルタのかけ方といったノウハウを蓄積しているところですので、画質の向上は期待できるでしょう」
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