「Ag+イオンコート」は第3世代となった。これまでの検証では、汗のニオイのもとになる黄色ブドウ球菌や足のニオイになるジフテロイド菌など6つの菌を不活性化する効果が認められているが、今回はさらに静電気や花粉から衣類を守る「イオンコート強」モードを搭載。Ag+イオンを含む水を循環させ、すすぎの際に何度も衣類に降りかけ、高濃度のAg+イオンを付着させることで「除菌・防臭効果にくわえ、静電気の防止や花粉の付着を防止する効果が期待できる」(同氏)という。
節水性能も向上している。ドラム式は本来、水面に衣類をぶつける“叩き洗い”により、少ない水量で洗濯できるメリットがあるのだが、新製品ではポンプを使って洗濯液を衣類にふりかける循環システムを新搭載。水面というより、むしろ「ステンレス漕に衣類を叩きつける」強力な叩き洗いを可能にした。水量と洗剤量も減り、たとえば従来機「ES-DG703」では7キロ洗濯時に約87リットルの水を使用していたが、今回は同じ水量で9キロの洗濯物を洗うことができる。
このほか、従来より10%アップの最高1100回転/分という高速脱水。乾燥時にドラム下部から温風を吹き付ける「高効率乾燥システム」などで乾燥時間の短縮を図っている。「湿った衣類は下に溜まるもの。下部温風吹き出しで重くしめった衣類に集中的に温風を当て、乾燥時の効率をアップする」。なお、ランニングコストは98円だ。
シャープでは、「ES-HG90は、騒音や振動、省エネ性といったユーザーが抱えていた不安や不満をすべて払拭するもの」と胸を張る。価格は21万8000円(店頭予想価格)と少し高価だが、多少高くても、高い付加価値を持つ製品がヒットするのは「ヘルシオ」などが実証済みだという。「ちょっと高いけど……欲しい商品作り。今後の展開の道筋が見えてきた」。
そのほかの仕様は下記の通り。
型番 | ES-HG90 |
---|---|
容量 | 9キロ(洗濯)、6キロ(乾燥) |
使用水量 | 洗濯時87リットル(9キロ)、洗濯〜乾燥時140リットル(6キロ) |
定格消費電力量 | 2490Wh(洗濯〜乾燥) |
外形寸法 | 640(幅)×699(奥行き)×1035(高さ)ミリ |
ボディ幅 | 596ミリ |
重量 | 69キロ |
本体カラー | シルバー系、ブルー系 |
価格 | オープン(店頭予想価格は21万8000円) |
発売日 | 9月15日 |
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