オンキヨーは9月26日、東都積水と共同開発した新技術AEET採用のスピーカーシステム「L500」シリーズ」3製品を発表した。AEETは、木粉を配合した樹脂を押出し成形してスピーカーのキャビネットを製造する技術。木製キャビネットが持つ優れた音質と樹脂製キャビネットの特長であるデザインの自由度を両立させたという。
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オンキヨーの音質設計技術と東都積水の樹脂配合・成形技術を生かして共同開発した。配合する木粉には、木材の加工過程で発生する余材リサイクルを活用。またウーファー振動板には、生産過程において汚水(排水)を発生させないA-OMFコーンを採用するなど、環境に配慮したエコロジー設計を徹底したという。
押し出し成形のキャビネットは厚さ最大5ミリ。オンキヨーでは、断面を流線型にデザインすることで、四角い箱型の木製キャビネットに見られた有害な音の共振を抑制し、楽器個々の音やセリフの質感までも豊かに再現できるとしている。
3製品はいずれも同じユニットを使用した2ウェイ・バスレフ型。8センチのA-OMFコーンウーファー×2と2センチのネオバランスドームツィーター×1という構成だ。ターミナルはプッシュ式で、コルクスペーサーやスピーカーケーブルなどが付属する。
外形寸法は、D-L500Fが280(幅)×1013(高さ)×261(奥行き)ミリ。重量は4.3キロ(1本あたり)。D-L500Cは、378(幅)×161(高さ)×93(奥行き)ミリで重量は1.6キロ。D-L500Mは、161(幅)×288(高さ)×93(奥行き)ミリ、重量は1.1キロとなっている。
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