ソニーマーケティングは9月26日、ステレオICレコーダー「SXシリーズ」に、MP3ファイルの再生に対応した新製品2モデルを追加した。録音は独自の「LPEC」形式だが、MP3プレーヤーとしても利用できるようになった。10月21日発売で価格はオープン。市場想定価格は、512Mバイトメモリ内蔵の「ICD-SX66」が2万5000円、256Mバイトの「ICD-SX56」は2万円前後となっている。
人の声を高音質で録音するためのソニー独自の高音質圧縮技術「LPEC」形式での録音・再生に加え、音楽などのMP3形式ファイルの再生にも対応した。従来は、パソコン上でLPEC形式に変換しICレコーダーへ転送していたMP3形式のファイルを、付属の「Digital Voice Editor Ver.2.4」を使い、PCから本体にそのまま転送することができるようになった。
また、両機種ともNHKの「実践ビジネス英会話」で採用された英会話教材の一部を本体メモリに収録している。一方、付属CD-ROMには、前編の音声データとPDFによるテキストを収録。DPC(デジタル・ピッチ・コントロール)や早聞き/遅聞き再生などを活用して英会話学習を始めることができるという。
録音モードは、4種類(下表を参照)。電源は単4アルカリ乾電池×2本で、「LPモード」(モノラル長時間モード)では約20時間、「STモード」(ステレオ標準モード)なら連続12時間の録音ができる。このほか、マイクの指向性を変える「指向性切り換えスイッチ」、音声レベルを自動調整する「デジタルボイスアップ」機能などを備えた。
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外形寸法は、両モデル共通で28(幅)×120(高さ)×13.8(奥行き)ミリ、重量は約64グラム。パッケージには、ステレオイヤーレシーバー、USBケーブル、ACアダプタ(ICD-SX66のみ)などが同梱される。
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