米Intelは10月7日、英Zarlink Semiconductorからデジタル放送関連の技術資産を買収することで合意したと発表した。この技術を活用してデジタルホーム用家電向けの完成されたプラットフォーム提供を目指す。
Zarlinkは衛星、地上、ケーブル市場向けのデコーダーおよびチューナー技術を提供している企業。合意に基づき、同社の無線フロントエンドコンシューマー事業部をIntelが買収する。
Intelではデジタルホーム戦略の一環として、デジタルテレビ、セットトップボックス、メディアレコーダーなど幅広い家電開発の基盤となるシリコンとソフト提供を目指している。今回の買収で取得するデコーダーとチューナーは、そうした家電のフロントエンドを構成するもので、デジタル信号の受信、オーディオ・ビデオストリームの抽出、圧縮解除、画像・音声放送の表示と保存に使われる。
Intelでは同技術の買収により、先に買収したOplus Technologiesのビデオ処理技術と合わせ、家電市場向けのプラットフォーム提供に向けた態勢が強化できると説明している。
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