米国国防総省高等研究計画局(DARPA)主催のロボットカーレース「Grand Challenge 2005」決勝戦で、スタンフォード大学の「スタンリー」が約212キロのコースを完走し、賞金200万ドルを獲得した。今年はスタンリーを含む5台のロボットカーが、自動制御で障害を切り抜け完走を果たした。
10月8日から9日にかけて行われた決勝戦には、予選をくぐり抜けた23チームがエントリー。ネバダ州のモハベ砂漠を舞台に、複雑な地形や人工障害物を回避しながらスピードを競った。
優勝したスタンリーは6時間53分58秒の最短時間でゴールに到達し、平均時速は約31キロ。以下、カーネギーメロン大学Red Teamの「スタンドストーム」(7時間4分50秒)、Red Team Tooの「H1ghlander」(7時間14分)、Gray Teamの「KAT-5」、Oshkosh Truckの16トンロボット「TerraMax」が完走した。
昨年のGrand Challengeでは1台もゴールにたどり着くことができなかったため、記録達成は今回が初めて。10時間以内にゴールインした4台は賞金を獲得し、高速で長距離走行を果たした初のロボットカーとして歴史に名を残すことになった。
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