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「合法的なP2Pファイル交換」うたった有料サービスに禁止命令

» 2005年10月20日 08時49分 公開
[ITmedia]

 「P2Pで合法的に音楽を交換できる」といううたい文句で有料サービスの会員を集めていたMP3DownloadCity.comと運営者に対し、詐欺的広告の禁止を命じる決定が、カリフォルニア州中部地区米連邦地裁で言い渡された。

 米連邦取引委員会(FTC)の10月19日の発表によれば、被告はP2Pのファイル交換ソフトを使った音楽や映画、ゲームのダウンロードを促すチュートリアル/紹介サービスを運営。このサービスを利用すればP2Pのファイル交換が合法になると宣伝してユーザーを勧誘し、月額24.95ドルの会費を徴収して、Kazaaなど他社が提供するファイル交換プログラムを利用させていた。

 しかし、このサービスに加入していても、P2Pソフトを使って著作権者の許可なく音楽や映画をダウンロードしたり他人に提供したりすれば著作権侵害行為となり、民事・刑事的責任を問われる可能性があるとFTCは指摘。今後同被告に対し、詐欺的広告の恒久禁止を言い渡すよう求める方針。

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