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日本が生んだ大ヒット・ホラー「リング」をドリームワークスが「ザ・リング」としてリメイク。3年ぶりの続編では、本家「リング」シリーズの中田秀夫監督がメガホンをとり、満を持してハリウッド・デビューを果たした。日本版にほぼ忠実だった前作とは異なる、完全オリジナル・ストーリーでリング・ウイルスの新たな恐怖を描く。
あの忌まわしい出来事から6カ月。死のビデオテープから逃れるため、レイチェル(ナオミ・ワッツ)とエイダン(デヴィッド・ドーフマン)親子はシアトルからオレゴン州の片田舎アストリアへと移り住み、平穏な新生活をスタートさせていた。ある日、地元新聞社の記者として働くレイチェルは、高校生の怪死事件を取材する。遺体の大きくゆがんだ顔を目にした彼女は、あのサマラの忌まわしい声を耳にする。執念深いサマラの呪いが何千キロも離れた町にまで広がったことを悟ったレイチェルは、すぐに高校生の家に忍び込み、ビデオテープを焼却。しかしそのころ、サマラの呪いはエイダンに完全にとりついていた……。
中田監督が単身ハリウッドに乗り込み、ハリウッドのスタッフ・キャストの下で撮影に臨んだ本作。サマラに憑依された息子を何とか救おうとするヒロインの葛藤と戦いや、サマラの悲惨な出生の秘密が明かされるなどドラマ的にも密度の濃いものとなっている。とは言え、サマラの怨念によって、水が重力に逆らって上昇したり、鹿の大群が襲ってきたりと、ハリウッドならではのVFXを駆使した恐怖演出がやはり一番の見どころ。特殊メイクを担当したのは「メン・イン・ブラック」や「ホーンテッドマンション」を手掛けたリック・ベイカー。主演は「21グラム」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、大作「キング・コング」の公開も控えるナオミ・ワッツが続投している。
DVDは初回版のみ2枚組。劇場版より約18分長いディレクターズ・カット版を収録し、更なる恐怖が待ち受ける。映像特典はハリウッド・デビューした中田監督の戸惑いや、リック・ベイカーの特殊メイクの裏側、サマラの誕生秘話など、スケールアップした恐怖シーンの舞台裏を中心に紹介している。
関連サイト:http://www.thering2.jp/(公式サイト)
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