カノープスは11月2日、HDV対応のノンリニアビデオ編集システム「VELXUS 300」を発表、11月末より発売を開始する。価格はオープン、予想実売価格は18万8000円(税込み)。
VELXUS 300は、HDV/DV規格対応の業務ローエンド/ハイエンドコンシューマをターゲットとするノンリニアビデオ編集システム。PCI-Express x1接続に対応し、DV・HDV・MPEG-2などさまざまなフォーマットが混在する状況での編集やハードウェアによるHD/SDビデオ出力に対応する。
HDV規格は、ソニー/ビクター/キヤノン/シャープにより策定された既存DVメディアに高精細なハイビジョン映像を記録できるフォーマット。1080i対応のソニー「HVR-Z1J」をはじめ、720p対応の日本ビクター「GY-HD100」、松下電器「AG-HVX200」、キヤノン「XL H1」など、ほか家庭用製品としても「HDR-FX1」「HDR-HC1」などの製品がある。
メインボードに用いられるインタフェースとなる、PCI-Express x1の採用も大きなポイントとなる。PCI-Expressは、高速なバス転送性能のほか、従来モデルで搭載されていたPCI-Xと比較して対応プラットフォームも多く、システム構築が容易というメリットがある。PCI-ExpressとデュアルコアCPU、たとえばPentium Dなどとの組み合わせにより、コストパフォーマンスが高いHDビデオ編集システムの構築を可能とするとしている。
編集アプリケーション「EDIUS Pro3 Ver.3.6」は、従来からのHD/SD非圧縮/DV/DV CAM/MPEG/HDV1080i/HDV720pに加え、1080/24p、1080/30p(キヤノン「XL H1」フレームモードと互換)をサポートする、無制限のビデオ/オーディオ/タイトルトラック挿入が可能なビデオ編集ソフト。異なるフォーマットや解像度、フレームレートのクリップが混在している状態での編集も可能といった機能が特徴となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR