日本ビクターが11月上旬から販売開始するフラッシュメモリプレーヤーが“alneo”(アルネオ)「XA-MP100」だ。
デジタルオーディオプレーヤーへの参入が比較的遅かった同社だが、2005年6月に「XAシリーズ」の2製品(XA-AL55、XA-MP101/51)を発表、その後にも本製品やHDDタイプの「XA-HD500」も発表しており、“2006年度には国内シェアの10%を獲得したい”と意気込んでいる。
POSデータを集計したAV機器総合販売ランキングを見ると、最近では小型軽量なフラッシュメモリタイプに人気が集まっているようで、XA-MP100は激戦区へ切り込む事になる。
XA-MP100は最近のフラッシュメモリプレーヤーでは珍しくなったほぼ真四角のスクウェアタイプのボディを採用する。サイズは50(幅)×50(高さ)×15(厚さ)ミリ、約30グラム(本体のみ)。電源に乾電池(単四形)を利用する影響か、フラッシュメモリタイプとしてはやや厚みがある。
本製品は1Gバイトのメモリを搭載するが、バリエーションモデルとして512Mバイトのメモリを搭載する「XA-MP50」と256Mバイトのメモリを搭載する「XA-MP20」が用意されている。本体カラーはそれぞれのモデル別に用意されており、XA-MP100は試用したホワイトゴールドのほかメタリックシルバー、XA-MP50はメタリックブルーとホワイト、XA-MP20にはペールブルーとペールピンクが用意されている。なお、ボイスレコーディングとFMラジオ機能を搭載したXA-MP101(メモリ1Gバイト)/51(メモリ512Mバイト)も用意されている。
正面には4行表示可能なバックライト付き液晶ディスプレイと再生/一時停止、停止、早送り、早戻しの各ボタン。上側面には音量調節、左側面にはメインメニュー呼び出しの「MENU」ボタンとダイレクトエンコーディング用の「REC」ボタンが用意されている。ボタン配置としてはごく一般的といえるが、再生/一時停止ボタンと停止ボタンは一体化しており、時として押し間違えてしまうことがあった。
最近のポータブルオーディオプレーヤーは大画面液晶を搭載する製品が増えており、ボディ形状としてもカードタイプが増えている。本製品のようなスクウェアタイプは大型液晶が搭載しにくいという欠点もあるが、手のひらにすっぽりと収まるフィット感はスクウェアフォルムならではだ。
製品を右手に持つと、自然と親指が再生/一時停止ボタン、人差し指が音量調節ボタン、中指がMENUボタンにかかる。各ボタンは“カチッ”とした押し心地で快適な操作が行えるほか、音量調節ボタンの裏側にはホールドスイッチも設けられており、誤動作の心配もない。
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