三洋電機は11月15日、2006年型の「四季彩館」を発表した。シンプルなデザインはそのままに、家庭用エアコンとしては初の「全熱交換素子」を搭載。室内の温度変化を抑えつつ、新鮮な外気を取り込むという。発売は2月上旬の予定で、6畳タイプから22畳タイプまでの8モデルを投入する。
三洋の四季彩館は、シンプルなフォルムと“着せ替え”も可能な7色のパネルで話題になったエアコンだ。今年5月の登場以来、デザインに敏感なユーザー層を捉え、「高級機の中では前年比150%と販売台数を伸ばした」(同社)。
新製品も7色のカラーバリエーションを用意したが、昨年とは少し色が異なる。まず、オレンジがなくなり、その代わりに「グリーン」をラインアップした。「インテリア業界では、2006年のトレンドカラーとしてグリーンに注目している。国際的な家具見本市“ミラノサローネ”でもグリーンを基調としたコンセプト商品が目立った」。
また、シルバーはヘアライン加工を施した「ステンレスシルバー」に、ブラウンは木目調の「ダークウッド」へ変更された。「ユーザーの要望の中に“質感の向上”を求める声が多かった。どちらも表面に凹凸を持たせ、光のあたり方によって微妙に表情が変化する」という。
なお、パネル形状は2005年モデルと同一のため、従来モデルのユーザーも新色に“着せ替え”可能だ。またラインアップからは外れた「オレンジ」「シルバー」「ブラウン」の3色も着せ替えパネルは継続販売されるため、新製品ユーザーも旧モデルの色を使用できる。
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