8月に音楽配信サイト「iTunes Music Store」をオープン、その後にも“鉛筆より薄い”というiPod nanoや、ビデオコンテンツも楽しめる第5世代iPodを発表し、積極的な展開を進めるアップルコンピュータ。11月の時点で、iPodシリーズの国内シェアは約60%にも及んだという(関連記事)。
年末商戦に向けて、ポータブルオーディオプレーヤーという製品ジャンルが盛り上がりを見せる中、アップルは日本市場をどう捉え、今後どのような展開をしていこうと考えているのか。来日したiPod プロダクト担当バイスプレジデントのグレッグ・ジョズウィアック氏とレーベルリレーション&ミュージックプログラミング担当ディレクターのアレックス・ルーク氏に話を聞いた。
――iTMSの発表会でジョブズ氏が示した資料によると、6月時点でのiPodの国内シェアは36%でした(2位のソニーは22%)。半年足らずで大きくシェアを伸ばした最大の要因はiTMSのスタートなのでしょうか。
ジョズウィアック氏:その通りだと思います。ソリューションとしてiTMS→iPodという流れを提供することができましたし、iTMSは特別コンピュータに詳しい人ではなくとも簡単に使うことができますから。日本のiTMSは8月4日の開始からわずか4日間で100万曲がダウンロードされましたが、これは他国・他地域を含めたiTMSのなかでも最速の記録です。
――サービス開始時に「100万曲を用意した」とアナウンスがありましたが、現在の曲数はどれくらいなのでしょうか。日本で人気のアーティストを多く要するソニー・ミュージックエンタテイメント(SME)の参加については現在、どのようになっていますか?
ルーク氏:詳細な数についてはコメントできませんが、現在は100万曲以上を用意しています。100万曲達成のようなマイルストーンがあった場合にはお知らせしたいと思います。SMEについてですが、そのほかのiTMSへ曲を提供していないレーベルも含めて、当然話し合いはしています。なるべく早い時期に曲を追加できることを私たちは望んでいます。
ジョズウィアック氏:なにより、SMEのアーティストもiTMSへ曲を提供したいと言っているしね(笑)
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