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LIVINGSTATION“Gシリーズ”がこだわる「聴かせる音づくり」と「フォト・オンデマンド」(1/2 ページ)

» 2005年12月12日 00時00分 公開
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製品コンセプトの段階からオンキヨーが参加した、こだわりの内蔵スピーカーシステム

 テレビに内蔵されているスピーカーなど使いものにならない。そんなふうに、最初からあきらめてしまっている人も多いだろう。しかも、時代を経るにつれ、平均的な画面サイズは着実に大きくなる半面、筐体自体は薄型化を進めている。豊かな音響の実現に十分なスペースを、テレビの内部に確保することは、いよいよ難しくなっているわけだ。薄型大画面テレビのユーザーの中には、満足の行く音響を得るために、別にスピーカーシステムを用意しているという方も多いかもしれない。

 筐体の内部に投影システムを収めてしまったリアプロジェクションテレビは、構造上、余裕のある筐体を生かした、質の高い音響システムを従来から提供している。しかも、最新モデルのGシリーズでは、まったく新しいアプローチが試みられた。この製品では、コンセプトの段階からオーディオメーカーのオンキヨーと共同で設計・開発が進められたという。

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 55V型・65V型が用意されたLIVINGSTATION Gシリーズは、従来のSシリーズ(47V型・57V型)と比べて、サイズがひと回り大きくなっているにもかかわらず、一見すると、よりスマートな印象を受ける。これはデザインが大きく変更されたためだ。具体的には、本体下部に配置されていたスピーカーが、画面の両サイドへと移動した。従来機種でも音の分離は決して悪くなかったが、やはり左右に離して配置したほうが、より高い分離感が得られるのは明確だ。しかも、台詞に関しては、しっかりと画面の中央に定位している。

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 もちろん、オンキヨーが参加したことによるこだわりは、スピーカーの配置にとどまらず、さまざまな面に見受けられる。まず、スピーカー前面のバッフルボードは厚さ9ミリの木製とした。これにより、軽量化とともに高剛性・高品質が実現でき、不要な振動を最小限に抑えている。

 取り付けられているウーファーは、口径こそ従来と同じ12センチタイプだが、Gシリーズ専用に開発したユニットである。さらに、5センチのツイーターが新たに追加され、2ウェイ構成となったことで、より幅広い再生領域を、無理なくカバーできるようになった。

 また、背面に目を向けると、ちょうどスピーカーに当たる部分に10センチ弱ほどの膨らみがある。これはエンクロージャー(スピーカーボックス)に相当し、約5.5リットル(55V型では約4.4リットル)という十分な容量を確保した。さらに、筐体内部に“間借り”するのではなく、画面の左右へ独立させ、エンクロージャーの密閉度を高めた点も、音の明瞭感や響きにおいて、好結果をもたらしているようだ。

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 実際に聴いてみて、とりわけ印象的だったのは和太鼓だろうか。低音の響きや弾みが非常にリアルに感じられた。もちろん、前述のとおり、左右の音の分離や、台詞の定位も上々のレベルで、さらに映像視聴時には重要な要素となる包囲感に関しても、完成度は高い。特に最適なリスニングポイント(画面から適度に離れ、真正面に座る)を確保した場合は、まさしく、頭上をすっぽりと包み込むような感覚が得られる。

 また、TruSurround XTを採用する点は、Sシリーズと変わりないのだが、スピーカーの品質や配置が最適化されたせいか、以前よりもサラウンド効果がずっと向上したように感じた。TruSurroundは、SRS Labsが提供するバーチャルサラウンド技術で、頭部伝達関数理論の応用により、2本のスピーカーだけでマルチチャンネルのサラウンド音場を実現するというもの。さらにXTバージョンでは、台詞の明瞭感を高めるDialog Clarity技術と、使用するスピーカーの最低再生可能周波数以下の低音をも再生できるというTruBass技術も搭載ずみだ。

 バーチャルサラウンドの音声モードは「シアター」「ミュージック」「ミュージックライブ」が用意され、「ミュージック」はステレオソースの音楽に、「ミュージックライブ」はデジタル5.1chソースの音楽に適している。特に、映画に最適な「シアター」の効果は絶大で、内蔵のデジタル放送チューナーから取り出されたAAC 5.1chソースはもちろん、アナログ音声の2chマトリクスからも、マルチチャンネルのバーチャル再生が可能だ。

 今回、LIVINGSTATION Gシリーズに冠せられた“Sound by ONKYO”は、決して名目だけでなければ、スピーカーユニットのみを供給するといった表面的なものでもない。LIVINGSTATION Gシリーズのフルハイビジョン対応液晶パネルが高品位に映し出す大画面に、ふさわしいサウンドを奏でるべく、オンキヨーが製品設計の段階から真摯に関わった成果が、その言葉には深く刻まれているのだ。

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提供:エプソンダイレクト株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年1月31日