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松下、3CCD搭載の「DVDデジカム」2機種を発表

» 2006年01月06日 18時19分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は1月6日、DVDビデオカメラ「DVDデジカム」の新製品2機種を発表した。いずれもDVDビデオカメラとしては初の3CCDシステムを採用。光学式手ブレ補正ジャイロを搭載した「VDR-D300」と電子式手ブレ補正の「VDR-D250」をラインアップしている。価格はいずれもオープン。2月1日から順次発売する。

photo 上位モデルのVDR-D300(左)は、ライカディコマーレンズ(8群12枚)を採用した
製品型番 実売予想価格(価格はオープン) 発売日
VDR-D300 12万円前後 2月1日
VDR-D250 10万円前後 3月1日

 両モデルとも80万画素の1/6型CCD×3枚を使用。光の3原色(R、G、B)をそれぞれ専用のCCDが読み取り、MPEG-2に変換してDVDに記録する。DVDメディアは、8センチのDVD-RAM(カートリッジなし)のほか、DVD-R/-RWをサポート。動画撮影時間は、DVD-RAM(片面)使用時でXPモードなら約18分、SPモードで約37分、LPモードは約75分となる。

 両機の主な違いは、手ブレ補正機能。VDR-D300は、画質面で有利な光学式の手ブレ補正を採用し、手ブレ補正中でもCCDの有効画素約90%以上を維持したほか、ズーム中にも手ブレを補正できるメリットがある。一方のVDR-D250にはCCD映像に処理をくわえて手ブレを補正する電子式手ブレ補正を採用。このため、動画撮影時(4:3)の有効画素が約44万画素×3になるなど有効画素数は減少する。

 レンズはいずれも光学10倍ズーム(F1.8〜F2.8)だが、VDR-D300のみライカディコマーレンズを採用。またVDR-D300はGN4.8相当のビデオフラッシュも搭載した。静止画撮影は、VDR-D300が最大310万画素相当(2048×1512ピクセル)、同D250は最大230万画素相当(1760×1320ピクセル)だ。

 外形寸法は両モデル共通で、63(幅)×138(奥行き)×87(高さ)ミリ。本体重量は、VDR-D300が約585グラム、同D250は約555グラムだ。付属のアクセサリーキットには、バッテリーパック(VW-VBD120-H)、充電機能付きACアダプタ、電源コード、フリースタイルリモコン(D300のみ)、ワイヤレスリモコンなどが含まれるほか、PC上でDVD-RAMの編集が行える「DVD-MovieAlbumSE 4.2」とDVD作成ソフト「DVDfunSTUDIO 2.4」を同梱。対応OSはWindows 2000 SP4以降となっている。

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