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ズームマイク搭載のステレオICレコーダー2機種――松下

» 2006年01月19日 16時16分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は、ステレオ対応のICレコーダー2機種を2月15日に発売する。価格はオープン。店頭では256Mバイトのメモリを搭載する「US900」が2万6000円前後、128Mバイトの「US500」は2万円前後になる見込みだ。

photo 「US900」(左)と「US500」。従来より35%広いディスプレイを搭載し、表示する文字サイズも20%大きくするなど、操作性の向上を図った

 ICレコーダーとしては初のズームマイクを搭載。前方の声や音をはっきりと録音できるのが特徴だ。本体には3つのマイクが組み込まれているが、このうち2つのマイクを録音対象に向かって前後に配置することで前方指向性を実現している。

photo 2つのマイクを録音対象に向かって前後に配置した(左)

 録音モードは、「SP/FQ/HQ」の3つで、それぞれステレオ/モノラルの切り替えが可能。もっとも圧縮率の高いSPモードの場合で、US900は最長約67時間、US500は最長約33時間20分のステレオ録音が可能になっている。録音件数は最大495(99件×5フォルダ)。思いついたことを手軽に録れる「メモ録ポジション」、5段階のスピードコントロール機能(早聞き、遅聞き)ノイズをカットして録音内容を聞きやすくする「再生イコライジング機能」、音声を感知したときだけ録音するVOS機能、A-B間リピート機能などを備えた。

 外形寸法は、2モデルとも34.3(幅)×119.3(高さ)×16.1(厚さ)ミリ。重量はUS900が約65グラム、US500は約40グラム。電源には単四形ニッケル水素充電池×2本を採用しており、製品には充電クレードルも付属する。

 付属ソフトも強化した。従来製品に搭載されていた音声認識や音声合成機能にくわえ、新たに9言語の相互翻訳機能をサポート。メールやWebサイトの記事、Wordで作成した文章などを翻訳できる。対応する言語は、日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語。また、翻訳した内容を音声に変換してICレコーダーに転送することも可能で、外に持ち出して語学学習などに活用できるという。

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