　水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきらそうそうたるメンバーのプロデュース・チーム“怪”が製作し、「ゼブラーマン」「着信アリ」の三池崇史が監督を務めた「妖怪大戦争」は、弱虫な少年と120万匹もの妖怪が人類滅亡を企む魔人軍団と戦う冒険ファンタジー。2005年の夏休みファミリームービーとして公開され、興収20億円のヒットを記録した。

　両親の離婚で東京から母親の故郷・鳥取に引っ越してきた10歳の少年タダシは、家ではボケ気味の祖父の相手をし、学校ではクラスメイトに馴染めずにいた。夏休みに入り、タダシは地元の神社の祭りで、世界に平和をもたらすといわれる伝説的存在の麒麟送子（きりんそうし）に選ばれ、山から麒麟送子の必需アイテム・聖剣を取ってくる役目を任されてしまう。一旦は怖くて逃げ帰るタダシ。ところが、助けを求める祖父の声に導かれ、再び山へ足を踏み入れると、そこには大天狗や河童といった妖怪たちが姿が！同じ頃、古代先住民の怨念により蘇った魔人・加藤保憲が、廃棄物の怨念と妖怪を合体させた新たな悪霊“機怪”を生み出し、世界滅亡を企てていた！

　最大のウリは900カット以上に及ぶCG映像と豪華なキャスト陣。クライマックスは3000人を超えるエキストラを動員。彼らに特殊メイクを施し、CGによって120万匹もの妖怪大集合シーンを実現した。主演は「インストール」「お父さんのバックドロップ」などで人気の神木隆之介くん。また、本作を盛り上げる妖怪は、カッパ系の美少女妖怪・川姫（高橋真唯）、カッパの川太郎（阿部サダヲ）、小豆洗い（岡村隆史）、油すまし（竹中直人）、ぬらりひょん（忌野清志郎）、ろくろ首（三輪明日美）、大天狗（遠藤憲一）、砂かけ婆（根岸季衣）、雪女（吉井怜）、大首（石橋蓮司）ら、敵には魔人・加藤保憲（豊川悦司）、鳥刺し妖女のアギ（栗山千明）など豪華。プロデュース・チーム“怪”の面々も登場する。このほか、一反木綿や化け猫などの有名なものから、蕪大臣や木魚達磨なるワケの分からない妖怪まで、画面いっぱいにうごめく妖怪たち（特殊メイクでパッと見、誰が誰だか分からない人も）のユニークな競演はお祭り騒ぎそのもの。童心に戻って楽しむべし。

　DVDは2枚組スペシャル・エディションと3枚組コレクターズ・エディションの2種類でリリース。スペシャル・エディションには日本の妖怪118匹を網羅した大図鑑や、妖怪を演じた俳優たちのインタビューにメイキング、短編ドラマなどを収録。コレクターズ・エディションには京極夏彦、村上健司によるショートドラマ「妖怪大寸劇！」、ドキュメンタリー「神木隆之介の妖怪大戦争な夏休み」、メイキング「妖怪映画が出来るまで」、プロモーションビデオ＆メイキング「愛を謳おう」のほか、UMDソフト（本編と小豆洗いの“小豆拾いゲーム”）、妖怪リストバンドを封入。ディープな妖怪ワールドを堪能できる。

関連サイト：http://yokai-movie.com/index.html（公式サイト）

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妖怪大戦争 DTSスペシャル・エディション【初回限定生産2枚組】
発売日	2006年2月3日
価格	4935円
発売元	角川映画
販売元	角川エンタテインメント
スタッフ	監督・共同脚本：三池崇史／プロデュース：プロデュース・チーム「怪」（水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆき）／脚本プロデュース：荒俣宏／妖怪キャスティング：京極夏彦
出演	神木隆之介、宮迫博之、高橋真唯、岡村隆史、栗山千明、菅原文太、豊川悦司
上映時間	124分（本編）
製作年度	2005年
画面サイズ	ビスタサイズ・スクイーズ
ディスク仕様	片面2層／2枚組
音声	（1）ドルビーデジタル／6.1chサラウンドEX／日本語（2）DTS-ES／6.1ch／日本語（3）ドルビーデジタル／2.0ch／日本語
特典	水木しげる、京極夏彦、宮部みゆきらのオーディオコメンタリー／【ショートドラマ】あの川太郎が帰って来た！阿部サダヲ「妖怪の夏・川太郎の夏」／フォト＆ムービー・ギャラリー：日本の妖怪181匹！！大図鑑／インタビュー～そして、僕らは妖怪になった～／世界妖怪会議2005＠中野サンプラザ／公開までの軌跡「妖怪宣伝部の記録」／妖怪スケジュール・シール封入