使用可能なメディアは、従来と同じく、8センチのDVD-R、DVD-RW(VIDEOモード/VRモードの両方に対応)、DVD+RW。ディスク挿入後、初めて起動する場合には、ディスク認識に10秒程度かかり、それから2秒程度で撮影可能となる。もちろん、すでにディスク認識ずみで、電源を再度投入しただけなら、1〜2秒程度で即座に撮影が可能だ。また、初期化が必要なディスクの場合は、DVD-RWであれば「VIDEO」「VR」のいずれかのフォーマットを選択、DVD+RWなら動画の比率を「16:9」「4:3」から選択してフォーマットを行えばいい。
再生モードへの切替は、電源スイッチで行うのではなく、「見る/編集」ボタンを押せばいい。やや押しづらい場所(左側面の底部に近いところ)に配置されているが、画面左下にも同機能のアイコンが用意されているので、普段はこちらを利用したほうが便利だろう。当然ながら、動画(撮影)モードから「見る/編集」を呼び出した場合は動画ファイル一覧、静止画モードからなら静止画ファイル一覧が表示されるが、実際には「動画」「静止画」で再生モードが分かれているわけではない。“ビジュアルインデックス”と呼ばれるサムネイル一覧の下のタブをタッチすれば、「DVD動画」「DVD静止画」「メモリースティック静止画」を切り替えられる。また、上部のタブからは「編集」「プレイリスト」機能へアクセス可能だ。
ビジュアルインデックスは、デフォルトでは6枚のサムネイルによる画面構成だが、設定で12枚表示にも変更できる。6枚または12枚の固定だけでなく、ズームレバー連動で6枚/12枚表示を切り替える設定も可能。また、動画ファイル一覧では、各サムネイルを順に動画再生(最初の5秒間)してくれる。ただし、頻繁なディスクアクセスによるバッテリー消費は否めないので、それを避けたいのであれば設定でオフにしておけばいい。
録画時・再生時ともにタッチパネル式液晶による操作を採用しているため、ズームレバー、フォトボタン、録画スタート/ストップボタンの基本セット以外は、手前にフラッシュ切換、左側面にワイド切換、画面表示/バッテリーインフォなどがあるだけで、ボタン類は最小限にとどまる。
タッチパネル操作の実用性の高さは、すでにほかのソニー製ビデオカメラで実証ずみだ。しかも、この製品ではワイド3.5型というサイズが功を奏し、タッチ操作がより快適な印象を受ける。基本的には、画面上の「P.メニュー」にタッチすれば、設定変更や各種機能が実行可能な「パーソナルメニュー」画面を表示。このパーソナルメニューは「動画撮影」「静止画撮影」「再生」の各モードで個別に用意され、あらかじめ、よく使う設定項目や機能へのショートカットが登録されている。また、ソフトウェアボタンであるという点を生かし、ショートカットの内容や配置は、ユーザーの必要に応じて変更可能だ。
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