もはや説明の必要がない大ヒット・ファンタジー・シリーズの第4作目。アメリカではシリーズ最高の興収を記録。日本では徐々に下がってるとはいえ110億円(見込み)の大台突破、シリーズ4作連続の100億円越えは映画史上初の快挙だ。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はホグワーツ魔法学校の4年生に進級。新学期の初日、ダンブルドア校長から重大発表が! それはホグワーツで100年ぶりに「三大魔法学校対抗試合」が開催されるというのだ。三大魔法学校の生徒が一堂に会し、魔法の力を競い合うという伝説の交流戦。命の危険を伴うため、応募資格は17歳以上。立候補した生徒の中から、炎のゴブレットが各校の代表選手を選び出す。ところが、3校の代表選手選出後に、なぜか14歳のハリーの名前が告げられる。立候補もしていないのになぜ? 理由も分からないまま、ハリーは魔法の実力、知力、体力、そして勇気が試される3つの試練に立ち向かう! そんな中、ついに“例のあの人”が蘇り、ハリーとの対決の時が近づいていた……。
“例のあの人”とはハリーの両親を殺した張本人で、悪の権化ヴォルデモート卿のこと。今までは影の存在として登場してきたが、今回はその姿を初めて現す。ハリーの両親を殺した夜の出来事なども生々しく明かされる。
映画最大の見せ場は魔法の技を競う3つの競技、火を吐くドラゴンの卵の争奪戦、人質を湖の中から救い出す水中戦、人間の理性を失わせる巨大迷路からの脱出。その迫力バトルは手に汗を握り、魔法世界に見入ってしまうほど。しかも今回は、クリスマス舞踏会のパートナーに誰を選ぶのか? など、ハリー、ロン、ハーマイオニーの恋模様が同時進行したり、ハリーとロンの友情にヒビが入ったりと、大人の階段を上りつつある3人の新たな展開も見逃せない。
監督はクリス・コロンバス、アルフォンソ・キュアロンに続き、「フォー・ウェディング」「モナリザ・スマイル」「フェイク」などで知られる初のイギリス人監督、マイク・ニューウェルが務めている。ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンら、おなじみのキャストに加え、個性的な新キャラクターも続々。闇の魔術に対する防衛術を指南する新任教師マッド=アイ・ムーディ役に「キングダム・オブ・ヘブン」のブレンダン・グリーソンや、ハリーの初恋の相手チョウ・チャン役には5000人以上のオーディションの中からアジア系のケイティ・リューングが選ばれた。
DVDは1枚組の通常版と2枚組の特別版でリリース。特別版にはメイキングや未公開シーンはもちろん、三大魔法学校対校試合を実際に楽しめるゲームなど「ハリポタ」の世界観を満喫できる約108分の映像特典を収録。なお、DVD及びVC予約購入オリジナル特典として非売品のオリジナル6色ボールペンをプレゼント。
ハラハラドキドキの三大魔法学校対抗試合、ハリーの初恋や友情の危機、復活した宿敵との対決など、物語に大きな広がりを見せ、細部まで見どころ満載。ということで、「あれって誰だっけ?」なんて過去をたどっているうちに、謎解きへの大事な伏線を見逃がしてしまうので、原作を読んでない人は前3作のDVDのおさらいをしておいた方がベター。
なお、新人監督デビッド・イェーツによる第5章「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」は撮影中で、米国での公開は2007年7月に予定されている。
関連サイト:http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html(公式サイト)
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