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1961年に発表されて以来、長らく映画化が望まれていたSFアクション。「スパイダーマン」や「X−MEN」を生み出したマーベル・コミックスの巨匠、スタン・リーが人間ドラマをヒーローの世界に持ち込んだ先駆的作品で、「スター・ウォーズ」や「Mr.インクレディブル」などにも影響を与えた作品として知られている。監督は「TAXI NY」の新鋭ティム・ストーリー。すでに同監督による続編の製作も決定しているアメコミの大本命だ。
科学者で宇宙飛行士のリードは、人間の進化に多大な影響をもたらす宇宙嵐が地球に接近していることを突き止める。宇宙嵐の中心に迫れば、人間の遺伝子情報の秘密を解明できると考えた彼は、大学時代のライバルで、億万長者であるビクターに資金援助を頼む。そして、元恋人のスー、彼女の弟のパイロットであるジョニー、リードの大学の同級生ベンを含む5人で宇宙ステーションへと飛び立つが、全員が宇宙放射線を浴びるという、思いも寄らぬ緊急事態が発生。九死に一生を得た彼らは、宇宙放射線の影響でDNAが変化し、超能力を身につけていた。リードは体がゴムのように伸縮自在になり、スーはあらゆるものを透明化し、ジョニーは4000度の炎を全身から発火させ空を飛ぶ能力を得て、ベンは岩のように圧倒的な怪力を持つ。4人はそんな能力に戸惑いながらも、偶然遭遇した交通事故で人々を救い出し、世間の注目を浴びる。やがて、ファンタスティック・フォーと呼ばれるように。そんな中、多大な損害を受けたビクターもまた邪悪で強大なパワーを手に入れていた。
特殊メイクや最新のVFXを駆使した高品質アクションもさることながら、透明人間に岩男、ゴム人間に火の玉ボーイがそれぞれの能力を生かして活躍する様は痛快・爽快。加えて、突然変異に悩む人間ドラマの部分も◎。オーソドックスな勧善懲悪ストーリーを理屈抜きに楽しめる。
出演は「キング・アーサー」のヨアン・グリフィズ、「小さな目撃者」のマイケル・チクリスら。紅一点は「ダークエンジェル」でブレイクし、「イントゥ・ザ・ブルー」「シン・シティ」と出演作が相次ぐジェシカ・アルバ嬢。透明になるたびに服を脱ぎだすセクシーなサービスシーンもたっぷり。
特典は日本版のみに収録されたジェシカ・アルバ来日映像やミュージック・ビデオ、マーベル・コミックスファンには嬉しい「X−MEN3」最新情報など。もっとディープに楽しみたい人は2枚組の特別編をおススメ。未公開シーン集、VFXの裏側に迫るメイキング映像、ビハインド・ザ・シーン、アニマティック映像集など2時間に及ぶ映像特典のほか、マーベル・コミックスで活躍する日本アーティストの中塚真、榊原瑞紀、グリヒルによるアメコミ版「ファンタスティック・フォー」(オールカラー96ページ)を封入している。
関連サイト:http://www.foxjapan.com/movies/f4/(公式サイト)
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