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ラックスマン、プリアンプのフラグシップモデル「C-1000f」

» 2006年03月10日 18時48分 公開
[ITmedia]

 ラックスマンは3月10日、プリアンプのフラグシップモデル「C-1000f」を春に販売開始すると発表した。価格は210万円。

photo C-1000f

 新製品は2005年春に発売されたモノラルパワーアンプ「B-1000f」と同一の発想で開発されたフラグシップモデル。フォルムも統一されているほか、B-1000fとの組み合わせによって「最高のフラグシップシステムを構築する」(同社)としている。

 固定抵抗切替式アッテネーターを電子制御化した「Luxman Electric Cntroled Ultimate Attenuator」をアンプ回路にダイレクト接続した「LECUA1000」を4基搭載し、バイアンプ出力を系統ごとに調整可能としたほか、独自の高音質帰還回路「ODNF」(Only Distortion Negative Feedback)はバージョン2.4も進化し、高SN化を実現している。

photophoto アッテネーター+アンプを一体化した「LECUA1000」(左)、底板側から見たC-1000f内部(右)

 フロントパネルは50ミリ厚アルミ無垢材から削り出しで作られるほか、本体はシャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇などをカットするループレスシャーシ構造になっているほか、ほとんどすべてのパーツが天板からつり下げられるアンダースラング構造も採用されている。また、すべての電源/信号系ラインは6N-OFCワイヤーとなっている。

 ボリュームノブには大型フライホイール付きパーツを採用。中心部はジャーナル軸受けでボリューム機構を支える構造となっており、操作感に優れるほか、振動に強いというメリットもある。電源もパワーアンプ並の容量を持つCI型電源トランスと大容量ブロックコンデンサーが組み合わされている。

 そのほか、慣性制御電源回路「ハイイナーシャ電源回路」や、カッパーアロイ製RCA入出力端子、電源ケーブル「JPA-20000」など、B-1000fにも採用されたさまざまな高音質化技術や新開発部品が多く搭載されている。サイズは440(幅)×134(高さ)×429(奥行き)ミリ、23キロ。

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