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見知らぬ男2人が理由も分からぬまま、鎖につながれ密室に閉じ込められている。真ん中には死体、そしてテーブルとノコギリ。さて、生きて脱出するには……。低予算でありながら斬新なアイデアで話題となったソリッド・シチュエーション・スリラー「ソウ」の続編が登場。前作の生みの親であるオーストラリアの新鋭ジェイムズ・ワン&リー・ワネルは製作総指揮・脚本に回り、監督はCM界出身のダーレン・リン・バウズマンにバトンタッチ。犠牲者の数も増えて男女8人に。新たなプレイヤーを得て、殺人鬼ジグソウの死のゲームが再び始まる。
妻と離婚し、反抗期の息子を引き取った刑事エリック・マシューズ。タレコミ屋として使っていた男が、世間を騒がす連続殺人犯ジグソウの手にかかり死亡。エリックは徹底捜査の末、ジグソウのアジトを突き止め、逮捕に成功する。ところが、ジグソウはすでに男女8人をどこかの館に監禁し、モニターで監視していた。その中には、エリックの息子の姿もあった。身柄を拘束したはずなのに、不利な状態に追い込まれるエリック。一方、金庫がある部屋で目覚めた犠牲者8人は毒ガスが蔓延する館に閉じ込められ、2時間以内に出口と解毒剤を探さなければ生き残れない。解毒剤はナカナカ手に出来ず、疑心暗鬼になるばかり。少しずつ体力も奪われていく。生き残るは誰だ!? そして、8人の意外な共通点とは!?
ソリッド・シチュエーション(=状況設定)とは、ひとつの状況の中で物語が進行していくこと。登場人物の行動に制限が課せられ、緊迫感が高まるというわけだ。本作では密室という状況設定を利用して、登場人物をジワリジワリと極限状態に追い込んでいる。
今回はあっさりと捕まった犯人を前に、より高度な心理戦が展開。この“あっさり”というのがミソで、全てはジグソウの計算のうち。刑事も犠牲者たちも、もはや彼の駒でしかないのだ。思わせぶりなメッセージを残して、次々と仕掛けられる残虐なワナの数々は怖いというより、痛い、グロいといった感じ。ラストのどんでん返しも前作以上の衝撃。
特典はメイキングや罠、小道具に関する舞台裏映像、監督が来日時に観客の質問に答えたティーチ・イン映像、監督、刑事役のドニー・ウォールバーグ、犠牲者のひとりであるローラ役のビバリー・ミッチェルのコメンタリーなどを収録。
「ソウ&ソウ2 ツイン・パック」(初回限定生産6090円)も同時リリース。重要なところで前作がチラリと登場するので、未見の方は「1」を要チェック。
「ソウ3」は06年10月全米公開予定、ジグソウの凶行はまだまだ続く!?
関連サイト:http://www.saw2.jp/(公式サイト)
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